奇岩に州浜・波 そこに群れとぶ千鳥など リズミカルな装飾美を最高の蒔絵技術を駆使し 見込みには独特の波頭と うねりの連続模様の波を描き詰めた豪華さで 「古今和歌集」巻七 賀歌 塩の山 さしでのいそに すむ千鳥 きみが御代をば 八千代とぞなく にもとずく歌絵意匠 裏表には「志本能山(しほの)・散新亭(さして)」 蓋裏には「君賀・見代・遠盤(おは)」の文字を 金具で嵌入して散らした、いわゆる芦手風蒔絵であり 室町時代の典型的な逸品である。
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